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准教授 松井一(Hajime Matsui / マツイ ハジメ)

業績

プロフィール

学位 博士(数理学)  
生年月日 年齢
所属研究室 情報通信
研究分野 情報工学,符号理論,計算機科学
URL http://www.toyota-ti.ac.jp/Lab/Denshi/InfoComm/index_ja.html
最終学歴 名古屋大学大学院多元数理科学研究博士課程修了(1999年)
職歴 Toyota Technological Institute at Chicago, Visiting Professor(兼務) (2016年08月~2017年03月)
豊田工業大学 准教授 (2007年04月01日~現在)
豊田理化学研究所 嘱託研究員(兼務) (2007年04月~2008年03月)
豊田工業大学 助教授 (2006年10月01日~2007年03月31日)
豊田工業大学 研究補助者 (2004年~2006年)
豊田工業大学 助手 (2002年~2004年)
豊田工業大学 ポストドクトラル研究員 (1999年11月01日~2002年)
主な研究論文 ・H. Matsui, “A modulus factorization algorithm for self-orthogonal and self-dual integer codes”,IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences Vol. E101-A, No. 11, pp. 1952-1956(11.1.2018)
・H. Matsui, “Multiplicative structure and Hecke rings of generator matrices for codes over quotient rings of Euclidean domains”,MDPI Mathematics Vol. 5, No. 4 (12.1.2017)
・H. Matsui, “A convolution theorem for multiple-valued logic polynomials of a semigroup type and their fast multiplication”,IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences Vol. E99-A, No. 6, pp. 1025-1033(6.1.2016)
・H. Matsui, “On generator and parity-check polynomial matrices of generalized quasi-cyclic codes”,Finite Fields and Their Applications Vol. 34, No. 1, pp. 280-304(7.1.2015)
・H. Matsui, “Lemma for linear feedback shift registers and DFTs applied to affine variety codes”,IEEE Transactions on Information Theory Vol. 60, No. 5, pp. 2751-2769(5.1.2014)
学会活動 ・電子情報通信学会,日本磁気学会,日本数学会,各会員
・電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ論文誌編集委員(2019年)
・International Symposium on Information Theory and Its Applications, Technical Program Committee member(2014,2018年)
・情報理論とその応用シンポジウム プログラム委員(2011,2012,2017年)
・電子情報通信学会 東海支部 学生会委員(2010年度~現在)
・第4回高密度記録のための信号処理ワークショップ(豊田工大4月2日開催)実行委員長(2010年)
・電子情報通信学会 情報理論研究専門委員会 専門委員(2009~2014年度)
・電子情報通信学会論文誌EA“情報理論とその応用特集号”編集委員(2008,2012,2013,2018年)
社会活動(研究に関する学会活動以外)  
学内運営(委員会活動等) TTIC委員会
入学者選抜制度委員会 
担当授業科目 学部:情報理論,工学実験(電子情報コース),信号処理 
修士:情報数理1,情報数理2 
教育実践上の主な業績 1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

1 小テストの効果的活用(2017年度~2019年度)
毎回の授業の終わりの20分ほどで小テストを行った.その日の授業の内容を理解したのかを確認するのが目的である.授業を聴きノートを取っていれば解ける程度の適度な難易度の問題を出題している.授業時間内にすべて解ければその場で提出してもよいが,もし解けない場合は調べたり質問して解いた後,定められた期限内に提出してもよい.これによって授業中に理解できなくても授業後に理解でき,結果的に授業に付いてこれる効果がある.

2 小テスト,試験答案の返却(2017年度~2019年度)
授業中の小テストは,丸付けしスキャンした後,次回授業時に学生に返却している.これによって,学生は小テストを授業時や試験前に復習に用いることができる.また定期試験の答案も採点しスキャンした後,希望する学生に返却している.定期試験でどこをどのように間違えたかを確認できるため,授業科目の総まとめとも言える定期試験で理解を確認できる.

2 作成した教科書、教材、参考書

3 「離散数学」(3年次前期,2単位)用に作成した教材(2017年度)
講義資料(14回分)を作成し配布した.この講義は教科書を指定していないため,配布した講義資料が実質的な教科書となる.そのため,記述は懇切丁寧を心がけ,年々拡充していった.離散数学は工学の様々なところで現れる重要な手法であるが,初学者には抽象的に感じられることもある.そのため,群論を用いてルービックキューブを6面完成させる実験など,親しみやすいデモンストレーションを時折はさむことにより理解を計った.他にも,公開鍵暗号方式の一つであるRSA暗号や,群論を用いた化学分子の数え上げについての解説を行い,離散数学の工学への応用も学んだ.

4 「情報理論」(3年次後期,2単位)用に作成した教材(2017年度~2019年度)
講義資料(14回分)を作成し配布した.この講義は指定の教科書に沿って行った.説明を簡潔にわかりやすくしたプロジェクター資料を作成し,投影しながら講義を行うと共に,補助的に黒板も使いながら講義を行った.情報理論は現在の情報化社会の基礎を与える理論であるが,情報源符号化定理や通信路符号化定理など,一見すると抽象的で難解である.初回は導入として確率論の初歩から行い,毎回できるだけ具体的になるように数値例や例題を説明しながら理解を深めた.またほぼ毎時間演習を行うと共にMatlabを用いたレポート課題も出題した.

5 「工学実験(電子情報コース,デジタルデータと誤り訂正符号)」(3年次前期,1単位)用に作成した教材(2017年度~2019年度)
実験テキストを作成し配布した.実験テキストには,デジタルデータと誤り訂正符号について背景から概略,準備として有限体やユークリッドの互除法,ハミング符号の符号化・復号化,11元体および16元体上のリード・ソロモン符号の符号化・復号化について,実験に必要な知識が読んで理解できるよう工夫してまとめた.またMatlabプログラムを載せ,実験中にコマンドラインから入力することにより誤り訂正符号の動作が理解できるように配慮した.また実験後,レポートをまとめる際に手計算による検証を課し,誤り訂正符号の動作が理解できるようにした.

6 「信号処理」(4年次前期,2単位)用に作成した教材(2018年度~2019年度)
講義資料(14回分)を作成し配布した.この講義は指定の教科書に沿って行った.説明を簡潔にわかりやすくしたプロジェクター資料を作成し,投影しながら講義を行うと共に,補助的に電子黒板も使いながら講義を行った.この授業は,線形システム・畳み込み処理・フィルタ・サンプリング定理・高速フーリエ変換などの信号の取り扱いや処理方法について学び,情報通信・画像処理・音声処理・微小信号処理などのシステム系科目の理解に必須な考え方を身に付ける.例題を詳しく解説しまた小テストで手を動かすことによって理解を深めている.

5 「情報数理1」(修士前期,2単位)用に作成した教材(2017年度~2019年度)
講義資料(14回分)を作成し配布した.この講義は教科書を指定していないが,情報分野ではよく引用される著書を参考書にしており,参考書の前半部に従って講義を進めている.参考書の内容をまとめ,一部内容を補い教材を作成した.内容は,アルゴリズムの概念と計算量,和の計算法と評価,オイラーの和公式,切り上げ・切り下げ関数,moduloの計算法,中国剰余定理等が基礎部分である.また応用部分として,RSA暗号,有限体,誤り訂正符号,有限幾何学,離散フーリエ変換とその様々な高速化等を取り上げる.

6 「情報数理2」(修士後期,2単位)用に作成した教材(2017年度~2019年度)
講義資料(14回分)を作成し配布した.この講義は,「情報数理1」に引き続く内容となっており,参考書の後半部の内容をまとめ,また関連するトピックを補い付け加えた内容の教材を作成した.内容は,離散確率空間,確率母関数,コイン投げとその解析,平均と分散,ベイズの定理,k平均法,EMアルゴリズム,最急降下法,ニューラルネットワーク,誤差逆伝搬法等である.このように離散確率から始まって確率や統計の発展的内容に繋げていき,最終的には確率の応用としての機械学習の導入までを行っている.

3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等

なし

4 その他教育活動上特記すべき事項

2 オープンキャンパス等における体験授業の実施(2017年7月,2018年7月)
講義名「DVDにキズをつけてみよう」,副題「1+1=0? DVDなどのデジタルな世界とは?」,説明文「スマートフォンやデジタル放送は電波障害があっても,またCD,DVD,QRコードはゴミや傷があってもちゃんと使うことができます.これらは誤り訂正符号というものを用いているからです.実験と講義でわかりやすく解説!」.誤り訂正符号についての体験授業であり,毎年10~20人の高校生が研究室を訪れ,講義を聴いたのち,DVDにキズをつける実験を見たり,手を動かして初歩的な誤り訂正符号を実際に計算してみたりした. 
その他 非常勤講師(名古屋大学)

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