情報記録工学研究室 教授 粟野博之
2022
スピン発電の研究
Challenge for spin motive force using RE-TM magnetic wire
磁性細線に電流を印加すると、伝導電子のスピントルクトランスファー効果により磁性細線上の磁壁を駆動できる。これとは反対に、磁性細線上の磁壁を駆動すると伝導電子を動かす事ができるはずである。これはスピン発電と呼ばれ、従来のファラデーの法則とは異なり、直接伝導電子を駆動するタイプの発電となる。我々は、保磁力の大きな垂直磁化膜である希土類・遷移金属合金からなる磁性細線を用いて、従来の保磁力の小さなFeNi合金磁性細線によるスピン発電を桁違いに改善する研究を行っている。
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