材料プロセス研究室 教授 奥宮正洋
2022
プラズマN-クエンチによる鋼の表面硬化法
Surface hardening method of steel by plasma N-quench
Fe-N系において,窒素を固溶できるオーステナイト相が低温で存在することを利用して,低温における浸窒法の基礎検討を行った.Fe-C系においては700℃ではオーステナイトは存在しないが,窒素の浸入によってオーステナイトが現出することによって,高速拡散が可能となる.これらの現象を用いて,炭素鋼および低合金鋼へプラズマを用いて窒素のみを浸入させた後に焼入れを行い,基材の表面硬さを向上させることに成功した.
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