数理物理学研究室 PD研究員 鈴木良拓
2022
高次元極限法を用いたAdSブラックブレーンの理論的研究
AdS black branes at large D
AdS時空におけるブラックホール/ブレーンは、時空の地平面が閉じることなくAdS境界まで伸びることができるため、平坦時空中のblack holeとは全く異なった様相を見せる。ところが、一般的な解析は困難であり、数値解析に頼った研究がこれまで行われてきた。高次元ブラックホールのダイナミクスを簡易な有効理論に帰着させられる高次元極限法を用いて、AdS時空におけるブラックホール/ブレーンのダイナミクスを理論的に研究する。
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