研究概要 |
スピン起電力はファラデーの電磁誘導の法則と対をなすスピンに由来した新しい起電力である。スピン起電力は磁気エネルギーを物質内部で直接電気エネルギーに変換できるため、エネルギー変換技術として期待されている。しかしこれまでの研究ではその起電力の大きさは十分大きいとは言えず、その大きさを向上が求められている。我々はスピン起電力が磁化のねじれ構造と磁化運動の周波数に依存することに着目してフェリ磁性体であるGdFeCoを利用してスピン起電力を行っている。(S. Fukuda et al., Applied Physics Letters 116, 102402 (2020), K. Tanabe, Applied Physics Letters 117, 242407 (2020), K. Tanabe, Journal of the Physical Society Japan (2021).
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