学会発表

情報通信研究室
准教授 松井一

掲載年度 2014
種類 国内
学会名 第37回情報理論とその応用シンポジウム
発表題目 虚二次数体の素元における掘割問題の数値計算
発表者 木下真志(学部4年)
松井一
主催団体 電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ 情報理論とその応用サブソサイエティ
発表場所 富山県黒部市 宇奈月ニューオータニホテル
発表日 2014/12/12
講演内容 現在,素数は公開鍵暗号や擬似乱数生成などに用いられている.またコンピュータサイエンスにおいて,木やグラフの探索アルゴリズムは広い研究領域であり,その開発は影響が大きな分野である.素数の性質に関わる未解決問題の1つに,ガウス素数の掘割問題と呼ばれるものがある.ガウス素数の掘割問題は,「ガウス素数をある有限の歩幅で飛び石のように飛び,無限遠点までたどれるか?」という未解決問題である.本論文では,素数の分布に関する問題の1つであるガウス素数の掘割問題に対して,計算機を用いたアプローチをとることで,新たな数値計算アルゴリズムを開発することを目指す.また,ガウス素数の掘割問題の類似問題として,他の虚二次数体の整数環の素元の掘割問題についても考え,ガウス素数以外にアイゼンシュタイン素数などに対しても,掘割を探索した.