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高野孝義特任准教授
特任准教授 高野孝義

掲載年度

2019

個別研究テーマ
(日本語)

自励振動ヒートパイプにおける熱流動現象に関する研究(Study on Fundamental Operating Mechanism and Thermal Performance of Self-Induced Oscillation Flow Heat Pipe)

個別研究テーマ
(英語)

研究者 高野孝義
研究概要

 多機能化への要求が強い小型電子機器では、形状の自由度、熱輸送能力などの点で優れた冷却方法が必要となっている。ヒートパイプはこのような要求に応えることができる熱輸送デバイスである。これまで一般的に使用されてきているウィック式ヒートパイプ比べ、自励振動ヒートパイプの場合には構造がより単純であることから細管化、小型化が可能であり、温度差が小さい場合でも大きな熱輸送能力を実現できる。この自励振動ヒートパイプの流路内には気相と液相が共存し、加熱部と冷却部の圧力差により、表面張力により形成された液柱が自励的に振動を発生する。潜熱と顕熱の両方の熱輸送が同時に生じるため熱輸送能力が大きい。しかしながら、この自励振動ヒートパイプの動作機構は、その構造から推測される内容よりもはるかに複雑である。本研究では、自励振動ヒートパイプ内の熱流動現象を可視化して観察し、作動流体内の温度分布と圧力変化の測定を通して作動原理の解明を進めている。一方、実用的な自励振動ヒートパイプの熱輸送能力の大きさや作動流体の種類による影響について実験的に調べる研究や、流路構造と熱輸送効果の関係等についても検討を進めている。

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